コンテスト
川島文夫杯 KANBIカットコンテスト2022
2022年度、世界的なヘアクリエイターで、KANBIの顧問でもある川島文夫先生による『川島文夫杯KANBIカットコンテスト』が開催されました。
ロンドンの「ヴィダルサスーン」でアーティスティックディレクターを務め、帰国後、「PEEK-A-BOO」をオープン。現在は東京都内に9店舗を展開する、美容界で知らない人はいないだろうレジェンド、川島文夫先生。 その川島先生が直接ひとつひとつの作品を手にとって審査し、評価をして頂けるこのコンテスト。
数多くのコンテストはあれど、日本の美容界の絶対的NO.1ヘアデザイナーである川島先生に直接みていただけるというめったにない機会!数ある美容専門学校の中でもこの特権はKANBIだけ!それだけに、学生たちのグランプリを目指す意気込みに、毎年圧倒されます。
今年は、コロナの影響を受け激減していたコンテストが数多く再開されています。
川島文夫杯も、昨年と比べ、非常にたくさんの学生が参加し、ハイレベルな争いとなりました。
テーマは1年生が『Aラインボブ(前下がりボブ)』、2年生が『グラデーションボブ』。どちらも競技時間は50分。事前にカラーリングやメイクをし、50分間で課題のカットとブロー仕上げをします。
【2022年の規定はこちら】
1年生 『Aラインボブ(前下がりボブ)』
・フロントあり(目と眉毛の間)
・襟足の長さは5cm以内
・事前にカラーリングをすること
・PEEK-A-BOO ウィッグ指定
2年生 『グラデーションボブ』
・フロントあり(長さ自由)
・事前にカラーリングをすること
・PEEK-A-BOO ウィッグ指定
・レザーカットなし
・刈り上げなし
川島文夫先生からのコメントをいただきました!(一部抜粋・要約)
毎年ワクワクしながらこのコンテストの審査にあたっています。
特に1年生は、入学して7カ月でよくこんなキレイな色の素晴らしい作品が作れるなと、これならどこに出しても恥ずかしくない、日ごろの勉強の成果だなと思いました。
今回は、僕が日頃から考えている『才能と熱意について』お伝えしたいと思います。
みなさん、高校を卒業して、美容学校に入学しているので、才能70点、合格点とします。
そして熱意。これは熱意があれば90点かもしれません。
熱意がある人。熱意が90点だとするなら、基本の才能70点と、90点の熱意があれば6300点。
逆に、才能は合格点の70点あるとして、美容に対して「おれは結構なんでもできるよ」というように、熱意が40点しかないと、2800点。
どうですか?
才能より熱意の方が強いんですよ。
器用な人もそうでない人もいます。しかしながら、これからみなさんがスーパー美容師になるためには、才能よりも熱意が必要だと、今日はみなさんに伝えたかったんです。
今日の採点は、本当に難しかったです。
1位もいいし、3位もいい、そして金賞も、どの作品もみんな良かった。すごく難しかった。
2年生は比較的エントリーが少なかったので、審査自体は簡単でした。
1年生のひとは、この気持ち、熱意を忘れず、2年生になって、就職も決まって、もうこれでいいと思わないでほしい。そしたら、そこで脱落していきます。
これから、就職して、2年3年4年ともっともっと、カットもカラーも楽しくなっていかないといけないのに、熱意の乏しい人は途中で脱落していくことが多い。
技術っていうのは、優しそうで、結構シビアで難しい。
難しいことを優しく、優しいことを楽しく、楽しいことをより深く考えるような気持の美容師になってほしい。
2022年度
川島文夫杯KANBIカットコンテスト 入賞者
- 受賞した感想を教えてください。
- 去年は入賞でも、もっと上の賞を目指していたため、本当に悔しくて、今年は絶対にリベンジすると決めていたので、今回、目標としていたグランプリを頂くことができて本当にうれしいです。諦めないで、今年も挑戦してよかったです。
- 今回の作品のポイントや工夫した点を教えてください。
- グラデーションボブという決められたスタイルの中で、自分らしさをどのようにして出せるのかを考え、わざとフロントやネープでランドさせたことで、柔らかい雰囲気になるようにしました。
カラーは、黒でしめて、黄色を使うとこで、インパクトを残せるかなと思い、このカラーにしました。
カットでは、フロントを少し長めにしていたので、フロントとサイド、バックとネープのバランスを意識しました。
- 受賞した感想を教えてください。
- 1年の時から、校内コンテストで結果が残せなくて、ここまでがんばってきて、やっと結果が出せてとてもうれしかったです。でもまだ満足いく結果は出せてないので、美容師になってからも、コンテストにも挑戦し続けます。
- 今回の作品のポイントや工夫した点を教えてください。
- シンメトリーな作品を作るということに重点を置いて、どもデザイン性は欲しかったので、サイドは極端な前上がりラインを作り、フロントは前髪と顔周りの毛で角を作って、他にはないデザインでそれを強調するために、カラーの配置と配色を考えて作品を作りました。
- 受賞した感想を教えてください。
- エントリーする人のほとんどが、カットをしてきた人ばかりだったので、切り方も知らない私がエントリーして大丈夫なのかと不安でした。なので、エントリーしてからは毎日ひたすら切り、良い評価を頂けることも増え、本当に成長できた練習期間でした。カットでの入賞はできなかったですが、カラーを高く評価して頂き、嬉しく思います。
- 今回の作品のポイントや工夫した点を教えてください。
- 2色しか使っていないシンプルなデザインですが、2色のバランスを何度も試行錯誤しました。1ブリーチでもきれいに入るように、塗布量、放置時間も工夫し、頭皮も染まらないよう、ゼロテクで慎重にカラーした所がポイントです。
- 受賞した感想を教えてください。
- 今回の目標であった特別カラー賞を2連覇できてとてもうれしかったです。ダブル受賞とはなりませんでしたが、悔いはなくとても楽しくコンテストを終えることができてよかったです。
- 今回の作品のポイントや工夫した点を教えてください。
- 昨年よりも、ベースの色を白にして、全体的に淡い色をイメージして創りました。全部を白にするとしまらないので、ネープとウエイトラインに黒を入れて、全体のバランスをとるようにしました。虹色を今までで、一番きれいにつくれ、2年間の集大成となりました。
- 受賞した感想を教えてください。
- 関美に入ってカットにはまり、カットは誰にも負けたくないという気持ちが強くなってきました。そのため、今回のコンテストも絶対グランプリを獲る!という気持ちで挑みました。今まで、アンブレラカラーやインナーカラーの受賞が多かったなか、全頭ブリーチで戦うことは正直とても不安でしたが、たくさん、練習したことで、最後には納得の行く作品ができたこと、そして何よりそれを憧れの川島文夫先生に評価していただけたことがとても嬉しかったです。これからも気抜くことなく、何事にも挑戦していきたいです。
- 今回の作品のポイントや工夫した点を教えてください。
- 自分の作品をどう目立たせるかとまず考えました。そして、カラーはやる人がほとんどいない全頭ブリーチでオレンジのワンカラーにしました。
ウィッグメイクも、その色に合わせたアイシャドウ、リップ、そしてストーンなども付けて、こだわりました。
- 受賞した感想を教えてください。
- 準グランプリを取ることが出来て、嬉しかったです。芸術祭から始めたカットと、ブローは今回初めてしたので自信が無かったのですが、ここまで登ることが出来て良かったです。まだまだ課題はあるので、もっと上を目指してこれからもっと頑張っていきたいと思います。
- 今回の作品のポイントや工夫した点を教えてください。
- カラーは前から見てインパクトのある様に、斜めにイエローを入れました。全体的なまとまりが欲しかったので、黒髪の部分を多めに残したのがポイントです。
ウィッグメイクは髪色に近い色を全体に入れて、目を強調するために青色をぼかして、アイラインの上からや、付けまつ毛の上からラメを付けました。
事前準備では、とにかく目につく様に派手に仕上げました。
カットとブローでは、左右対称を意識して、全体のバランスが良くなる様に頑張りました。
- 受賞した感想を教えてください。
- 初めて挑んだ川島文夫杯で、賞を頂けてとても嬉しかったです。ですがカットで賞を取りたいと思っていたので、嬉しい反面、悔しかったです。ですが、カラーをするのが好きなので、もっともっとカラーがうまくなる様に練習していこうと思います。
- 今回の作品のポイントや工夫した点を教えてください。
- デザインを統一せず、あえて前髪の部分はデザインを変えました。ブリーチは部分によって、回数を変えて、カラーは入れずにグロスでツヤを出すようにしました。メイクの色もこだわり、マットな質感に仕上げました。
- 受賞した感想を教えてください。
- very Happy !
- 今回の作品のポイントや工夫した点を教えてください。
- 今回の作品は、主にカラーに注目してほしいです。
緑色とピンク色のカラーにして、出来るだけ色がカラーを流した時に混ざらないように緑を最初に塗って流してからピンクを塗りました。柄は全て綿棒を使って描きました。全てブリーチしてえしまうと中までカラーをしなきゃいけなくなってズレそうだったので、表面だけにして描きました。
2年生の部 入賞者
グランプリ | 鈴木 里歩さん (大阪府 府立阿倍野高等学校卒) |
---|---|
準グランプリ | 丸谷 朋輝さん (大阪府 府立豊島高等学校卒) |
特別カラー賞リアリティ部門 | 荒井 望空さん (大阪府 府立泉北高等学校卒) |
特別カラー賞クリエイティブ部門 | 高常 哉太さん (富山県 県立高岡商業高等学校卒) |
金賞 | 山縣 稚子さん (大阪府 府立枚岡樟風高等学校卒) |
銀賞 | 倉橋 貫介さん (大阪府 私立クラーク記念国際高等学校卒) |
銅賞 | 宇山 理子さん (大阪府 府立箕面高等学校卒) |
入賞 | 大和 芽衣さん (大阪府 府立茨木西高等学校卒) |
入賞 | 北川 路亜さん (愛媛県 県立東温高等学校卒) |
- グランプリ
- 鈴木 里歩さん(大阪府 府立阿倍野高等学校卒)
- 準グランプリ
- 丸谷 朋輝さん(大阪府 府立豊島高等学校卒)
- 特別カラー賞リアリティ部門
- 荒井 望空さん(大阪府 府立泉北高等学校卒)
- 特別カラー賞クリエイティブ部門
- 高常 哉太さん(富山県 県立高岡商業高等学校卒)
- 金賞
- 山縣 稚子さん(大阪府 府立枚岡樟風高等学校卒)
- 銀賞
- 倉橋 貫介さん(大阪府 私立クラーク記念国際高等学校卒)
- 銅賞
- 宇山 理子さん(大阪府 府立箕面高等学校卒)
- 入賞
- 大和 芽衣さん(大阪府 府立茨木西高等学校卒)
北川 路亜さん(愛媛県 県立東温高等学校卒)
1年生の部 入賞者
グランプリ | 須貝 未悠さん (兵庫県 県立川西北陵高等学校卒) |
|
---|---|---|
準グランプリ | 中島 佳奈さん (大阪府 大阪市立咲くやこの花高等学校卒) |
|
特別カラー賞 | 今村 美月さん (大阪府 府立吹田高等学校卒) |
|
特別カラー賞 | 長尾 風花さん (愛知県 名古屋市立桜台高等学校卒) |
|
金賞 | 森知 歩香さん (兵庫県 県立武庫荘総合高等学校卒) |
山下 颯羽さん (京都府 府立東舞鶴高等学校卒) |
中内 花咲さん (大阪府 私立追手門学院高等学校卒) |
伊藤 夏美さん (京都府 私立福知山成美高等学校卒) |
|
岡本 璃央さん (兵庫県 県立川西明峰高等学校卒) |
||
銀賞 | 永井 美咲さん (兵庫県 県立猪名川高等学校卒) |
今治 叶愛さん (兵庫県 県立川西北陵高等学校卒) |
小田切 音さん (大阪府 府立夕陽丘高等学校卒) |
佐藤 航輝さん (兵庫県 県立西宮今津高等学校卒) |
|
遠藤 波琉さん (兵庫県 県立西脇工業高等学校卒) |
木村 万尋さん (香川県 県立津田高等学校卒) |
|
江川 和希さん (兵庫県 県立洲本実業高等学校卒) |
巻野 羅七さん | |
銅賞 | 木下 由那さん (鳥取県 県立八頭高等学校卒) |
藤澤 妹妙さん (大阪府 大阪市立西高等学校卒) |
林 愛也さん (大阪府 府立長尾高等学校卒) |
松原 未空さん (大阪府 府立福井高等学校卒) |
|
小林 莉瑚さん (大阪府 府立枚方高等学校卒) |
岡 姫愛多さん (大阪府 府立柴島高等学校卒) |
|
井上 茜さん (大阪府 府立緑風冠高等学校卒) |
今村 美空さん (兵庫県 県立東灘高等学校卒) |
|
木村 凪沙さん (滋賀県 私立近江高等学校卒) |
錺 千尋さん (福井県 私立仁愛女子高等学校卒) |
|
入賞 | 井出 海月さん (高知県 県立高知西高等学校卒) |
三好 春菜さん (香川県 私立高松中央高等学校卒) |
西 美羽さん (鹿児島県 県立川辺高等学校卒) |
山本 彩美香さん (大阪府 府立柴島高等学校卒) |
|
上村 心桜さん (大阪府 府立長尾高等学校卒) |
山﨑 有未さん (和歌山県 県立串本古座高等学校卒) |
|
滝口 茜さん (大阪府 府立和泉高等学校卒) |
今田 菜月さん (大阪府 府立山田高等学校卒) |
|
西 優希さん (和歌山県 県立那賀高等学校卒) |
田島 瑞生さん (大阪府 府立藤井寺高等学校卒) |
|
家本 果穂さん (和歌山県 市立和歌山高等学校卒) |
坂井 珠羽さん (広島県 県立府中高等学校卒) |
- グランプリ
- 須貝 未悠さん(兵庫県 県立川西北陵高等学校卒)
- 準グランプリ
- 中島 佳奈さん(大阪府 大阪市立咲くやこの花高等学校卒)
- 特別カラー賞リアリティ部門
- 今村 美月さん(大阪府 府立吹田高等学校卒)
- 特別カラー賞クリエイティブ部門
- 長尾 風花さん(愛知県 名古屋市立桜台高等学校卒)
- 金賞
- 森知 歩香さん(兵庫県 県立武庫荘総合高等学校卒)
山下 颯羽さん(京都府 府立東舞鶴高等学校卒)
中内 花咲さん(大阪府 私立追手門学院高等学校卒)
伊藤 夏美さん(京都府 私立福知山成美高等学校卒)
岡本 璃央さん(兵庫県 県立川西明峰高等学校卒) - 銀賞
- 永井 美咲さん(兵庫県 県立猪名川高等学校卒)
今治 叶愛さん(兵庫県 県立川西北陵高等学校卒)
古川 穂乃花さん(奈良県 県立高取国際高等学校)
小田切 音さん(大阪府 府立夕陽丘高等学校卒)
佐藤 航輝さん(兵庫県 県立西宮今津高等学校卒)
遠藤 波琉さん(兵庫県 県立西脇工業高等学校卒)
木村 万尋さん(香川県 県立津田高等学校卒)
江川 和希さん(兵庫県 県立洲本実業高等学校卒)
巻野 羅七さん(卒) - 銅賞
- 木下 由那さん(鳥取県 県立八頭高等学校卒)
藤澤 妹妙さん(大阪府 大阪市立西高等学校卒)
林 愛也さん(大阪府 府立長尾高等学校卒)
松原 未空さん(大阪府 府立福井高等学校卒)
小林 莉瑚さん(大阪府 府立枚方高等学校卒)
岡 姫愛多さん(大阪府 府立柴島高等学校卒)
井上 茜さん(大阪府 府立緑風冠高等学校卒)
今村 美空さん(兵庫県 県立東灘高等学校卒)
木村 凪沙さん(滋賀県 私立近江高等学校卒)
錺 千尋さん(福井県 私立仁愛女子高等学校卒) - 入賞
- 井出 海月さん(高知県 県立高知西高等学校卒)
三好 春菜さん(香川県 私立高松中央高等学校卒)
西 美羽さん(鹿児島県 県立川辺高等学校卒)
山本 彩美香さん(大阪府 府立柴島高等学校卒)
上村 心桜さん(大阪府 府立長尾高等学校卒)
山﨑 有未さん(和歌山県 県立串本古座高等学校卒)
滝口 茜さん(大阪府 府立和泉高等学校卒)
今田 菜月さん(大阪府 府立山田高等学校卒)
西 優希さん(和歌山県 県立那賀高等学校卒)
田島 瑞生さん(大阪府 府立藤井寺高等学校卒)
家本 果穂さん(和歌山県 市立和歌山高等学校卒)
坂井 珠羽さん(広島県 県立府中高等学校卒)