コンテスト
川島文夫杯 KANBIカットコンテスト2021
2021年度、世界的なヘアクリエイターで、KANBIの顧問でもある川島文夫先生による『川島文夫杯KANBIカットコンテスト』が開催されました。
ロンドンの「ヴィダルサスーン」でアーティスティックディレクターを務め、帰国後、「PEEK-A-BOO」をオープン。現在は東京都内に9店舗を展開する、美容界で知らない人はいないだろうレジェンド、川島文夫先生。 その川島先生が直接ひとつひとつの作品を手にとって審査し、評価をして頂けるこのコンテスト。
数多くのコンテストはあれど、日本の美容界の絶対的NO.1ヘアデザイナーである川島先生に直接みていただけるというめったにない機会!数ある美容専門学校の中でもこの特権はKANBIだけ!それだけに、学生たちのグランプリを目指す意気込みに、毎年圧倒されます。
この2年ほど、コロナの影響を受けコンテストが激減。
そんななか、開催された今コンテスト。例年と比べ、参加者が激減するも、ハイレベルな争いとなりました。
テーマは1年生が『Aラインボブ(前下がりボブ)』、2年生が『グラデーションボブ』。どちらも競技時間は50分。事前にカラーリングやメイクをし、50分間で課題のカットとブロー仕上げをします。
【2021年の規定はこちら】
1年生 『Aラインボブ(前下がりボブ)』
・フロントあり(目と眉毛の間)
・襟足の長さは5cm以内
・事前にカラーリングをすること
・PEEK-A-BOO ウィッグ指定
2年生 『グラデーションボブ』
・フロントあり(長さ自由)
・事前にカラーリングをすること
・PEEK-A-BOO ウィッグ指定
・レザーカットなし
・刈り上げなし
川島文夫先生からのコメントをいただきました!(一部抜粋・要約)
コロナ禍で勉強する時間も取れないなか、期待以上の作品が多くみられました。
今年はいつもの1/5ぐらいのエントリー数ですが、情熱は変わらないと思います。
今回エントリーして、受賞した人はすごく限られた時間の中でとても素晴らしい仕事ができたと思います。
時間はあっという間に過ぎ、2年生は3学期を待って就職。
1年生も入学して8か月。たった8か月ですがこんなに成長できるということが感じられたと思います。
今日のこの気持ちを忘れず、2年生になっても突き進んでほしい。
未来は若い人からうまれる。未来に向かって走り続ける気持ちをもちながら前に進んでほしいと思います。
【総評】
2年生は例年の1/5程度のエントリー。コロナ禍でエントリーが激減したが仕方ない。課題はグラデーションカット。
1年生の課題はAライン+カラーリング、切磋琢磨していいスタイルがたくさんあった。
あと一歩ドライヤーがうまくいけば、銀賞、金賞、グランプリといった賞も可能だと思うが、この小さい差がみなさんのが将来を形成するでしょうから、余裕をもってできるようにしてほしい。
今日はあくまでプロローグと思ってがんばってほしい。
コンテストが激減している今、逆にこういう時こそチャンス。
みんながちょっと足踏みしているこの時期に、ギアチェンジして切り替えたらすぐにいい結果がでたりする。
今日を無駄にしないように、明日につなげる仕事ができるようにしたらいい。
美容はコロナの中でもなくなる仕事ではない。
本物を目指しながら、日々一歩づつ成長しながら、わからないことをひとつずつ積み上げていいスタイリストになっていくのだと思います。
この中から、次の新しいカリスマが生まれるように。
情熱がみなさんを成長させるための、一番の起爆剤だと思います。
美容師の楽しさをもっともっと肌で感じて、次は俺だ、私だと思ってがんばってください。
来年はもっとパワーアップしたみなさんを、拝見したいと思います。
今日はお疲れさまでした!ありがとう!
2021年度
川島文夫杯KANBIカットコンテスト 入賞者
- 受賞した感想を教えてください。
- 最高の賞をいただきありがとうございました。コンテストで一つも賞を獲ったことがなくて、落ち込むことが多かったのですが、諦めず、コンテストに出場し続けてきて、やっと評価が形に出て本当に良かったです。
残り少ない学生生活ですが、たくさん吸収して、今後の社会人生活に活かしていきたいと思います。 - 今回の作品のポイントや工夫した点を教えてください。
- シンプルなボックスボブで、カラーは目立てるように派手目にしました。
カラーの境目が自然になるように気を付けながら仕込みました。
カットはシンメトリーにチェックを何度もして、完成に近づけました。審査する方に見てほしいところをこだわると、伝わると思います。
- 受賞した感想を教えてください。
- 学生生活最後のコンテストで、準グランプリという賞をいただけてとても嬉しいです。川島先生のいるPEEK-A-BOOでこの春から働かせて頂くことが決まっているので、今回頂いた賞に恥じない行動ができるように、来年から頑張って働きたいと思います。
- 今回の作品のポイントや工夫した点を教えてください。
- シンメトリーのBOXBOBスタイルが多い川島杯ですが、テーマはフロントありのグラデーションボブとしか書かれていなかったので、私の好きなアシンメトリーのカッコイイスタイルを作ってみました。左右のアシンメトリーの高さと、バックの襟足のアウトラインを斜めにすることにこだわりました。
- 受賞した感想を教えてください。
- グランプリを目指していたので悔しいですが、狙っていなかった特別カラー賞を頂けて嬉しいです。昨年は金賞だったので、リベンジも兼ねて参加しましたが、今年もグランプリには及ばなかったので、これからも技術とセンスを磨いていきたいと思います。
- 今回の作品のポイントや工夫した点を教えてください。
- カラーはシンプルに、目を引く一色だけを使い、カットラインとブローの仕上げで勝負したいと思ってこの作品を作りました。
- 受賞した感想を教えてください。
- カットコンテストは1年生のときから出場し続けていたので、今回も迷うことなく出場を決めました。来年度から美容師になりますが、美容学校生生活ではコンテストに出続けていたように、美容師になってからも色々なことを積極的に挑戦する気持ちを忘れず、やっていきたいと思います。
- 今回の作品のポイントや工夫した点を教えてください。
- 最後のウィッグコンテストだったので、自分の好きな雰囲気の作品を作ろうと心がけました。表面は自分の好きな寒色系(水色とシルバー)で、グラデーションで切られるところにレインボー柄を入れるとおもしろそうと思って、あのような作品が出来上がりました。ウィッグメイクもこだわって仕上げれたので、メイクにも注目していただきたいです。
- 受賞した感想を教えてください。
- 美容に興味を持った頃に、川島文夫先生の存在を知り、ずっと尊敬しあこがれていました。その川島先生に審査してもらえるこのコンテストに出場し、絶対にグランプリを獲ると決意していました。そして日々努力してきたことが結果となり、とても嬉しかったです。
さらに努力を積み重ね、次の目標であるサスーン校費留学を勝ち取りたいです。そして来年の川島杯でもグランプリを獲り、二冠を達成できるようにがんばります。 - 今回の作品のポイントや工夫した点を教えてください。
- 自分のウィッグにカラーとメイクでいかに魅力とオーラを出せるか考えました。
そして、ウィッグでありますが、人間にするように、やさしく丁寧にカットとブローをしました。
- 受賞した感想を教えてください。
- まず、賞を頂けたことがすごく嬉しかったです。カットやブローなどをすることは好きではあるけれど、得意ではなかったので、川島文夫杯に出ること自体も悩んだし、本番前の不安もすごく大きかったです。でも自分の力を試すためにも、とりあえず出てみる方を選択しました。今後の抱負は、校費留学に行けるように、放課後や寝る前の時間を使って練習していきたいです。
- 今回の作品のポイントや工夫した点を教えてください。
- 一番こだわったのは前髪のカラーです。見たことない新しいデザインを作りたくてブロッキングや塗り方もこだわりました。あとは前下がりの角度やメイクも自分のタイプのものを作りました。
- 受賞した感想を教えてください。
- カットで賞をとりたかったのですが、カラーで賞を頂いたので、サスーン校費留学の選考では1位をとれるようにがんばります。
川島文夫杯にチャレンジした理由は、KANBIコンテストの悔しさを晴らすために出場しましたが、カットで賞をとれなかったので、もっとカットを勉強して、次のコンテストもがんばりたいです。 - 今回の作品のポイントや工夫した点を教えてください。
- ブリーチを全頭に2回し、ホワイトベージュカラーです。
カラーの調合が一番難しかったですが、岡本の店長さんにいろいろな話をおききして、自分のやりたいカラーにすることができました。
- 受賞した感想を教えてください。
- このコンテストにチャレンジするにあたって、絶対カラー賞をとると宣言してのぞみました。しっかりと有言実行することができたのでうれしかったです。
2年のコンテストは、カラーに関する部門で全てグランプリをとり、自分の夢である「日本一の美容師」に近づけるようにしたいです。 - 今回の作品のポイントや工夫した点を教えてください。
- このコンテストは、ブローとつやがとても重要になるので、自分のやりたいカラーに できるだけ近づけるように、ムラのないブリーチでベースを作り、オンカラーをしました。今年一貫してレインボーをテーマに作品をつくったので、それをしっかり表現しました。
2年生の部 入賞者
グランプリ | 香井 涼々夏さん (兵庫県 伊丹市立伊丹高等学校) |
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準グランプリ | 廣田 瑠奈さん (和歌山県 県立紀央館高等学校) |
特別カラー賞リアリティ部門 | 藤井 里帆子さん (滋賀県 県立大津高等学校) |
特別カラー賞クリエイティブ部門 | 上元 大輝さん (兵庫県 県立播磨南高等学校) |
金賞 | 坂本 幸翼さん (兵庫県 県立社高等学校) |
銀賞 | 西本 有希さん (大阪府 私立関西大倉高等学校) |
- グランプリ
- 香井 涼々夏さん(兵庫県 伊丹市立伊丹高等学校)
- 準グランプリ
- 廣田 瑠奈さん(和歌山県 県立紀央館高等学校)
- 特別カラー賞リアリティ部門
- 藤井 里帆子さん(滋賀県 県立大津高等学校)
- 特別カラー賞クリエイティブ部門
- 上元 大輝さん(兵庫県 県立播磨南高等学校)
- 金賞
- 坂本 幸翼さん(兵庫県 県立社高等学校)
- 銀賞
- 西本 有希さん(大阪府 私立関西大倉高等学校)
1年生の部 入賞者
グランプリ | 倉橋 貫介さん (大阪府 私立クラーク記念国際高等学校) |
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準グランプリ | 森 彩華さん (兵庫県 神戸市立六甲アイランド高等学校) |
|
特別カラー賞 リアリティ部門 | 田邊 晃樹さん (大阪府 私立大阪偕星学園高等学校) |
|
特別カラー賞 クリエイティブ部門 | 高常 哉太さん (富山県 県立高岡商業高等学校) |
|
金賞 | 水口 舞奈さん (大阪府 府立山田高等学校) |
山縣 稚子さん (大阪府 府立枚岡樟風高等学校) |
宇山 理子さん (大阪府 府立箕面高等学校) |
浅岡 風香さん (兵庫県 市立尼崎双星高等学校) |
|
銀賞 | 藤井 佑樹さん (兵庫県 県立西宮南高等学校) |
荒巻 楓夏さん (大阪府 府立茨木西高等学校) |
古川 穂乃花さん (奈良県 県立高取国際高等学校) |
小山 歩珠さん (山口県 県立光丘高等学校) |
|
中塚 純基さん (京都府 府立朱雀高等学校) |
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銅賞 | 長畑 雨里さん (兵庫県 市立尼崎双星高等学校) |
下谷 奈渚さん (香川県 県立高松商業高等学校) |
黒木 就帆さん (大阪府 府立豊島高等学校) |
西川 二葉さん (大阪府 府立松原高等学校) |
|
大和 芽衣さん (大阪府 府立茨木西高等学校) |
松本 凌輝さん (京都府 府立峰山高等学校) |
|
入賞 | 鈴木 里歩さん (大阪府 府立阿倍野高等学校) |
山嵜 萌花さん (三重県 県立名張青峰高等学校) |
田淵 愛里さん (香川県 県立香川中央高等学校) |
佐川 雪月さん (兵庫県 市立尼崎双星高等学校) |
|
大島 玲音さん (大阪府 私立羽衣学園高等学校) |
中島 舞子さん (大阪府 大阪市立汎愛高等学校) |
|
富樫 梓さん (大阪府 府立狭山高等学校) |
- グランプリ
- 倉橋 貫介さん(大阪府 私立クラーク記念国際高等学校)
- 準グランプリ
- 森 彩華さん(兵庫県 神戸市立六甲アイランド高等学校)
- 特別カラー賞リアリティ部門
- 田邊 晃樹さん(大阪府 私立大阪偕星学園高等学校)
- 特別カラー賞クリエイティブ部門
- 高常 哉太さん(富山県 県立高岡商業高等学校)
- 金賞
- 水口 舞奈さん(大阪府 府立山田高等学校)
山縣 稚子さん(大阪府 府立枚岡樟風高等学校)
宇山 理子さん(大阪府 府立箕面高等学校)
浅岡 風香さん(兵庫県 市立尼崎双星高等学校) - 銀賞
- 藤井 佑樹さん(兵庫県 県立西宮南高等学校)
荒巻 楓夏さん(大阪府 府立茨木西高等学校)
古川 穂乃花さん(奈良県 県立高取国際高等学校)
小山 歩珠さん(山口県 県立光丘高等学校)
中塚 純基さん(京都府 府立朱雀高等学校) - 銅賞
- 長畑 雨里さん(兵庫県 市立尼崎双星高等学校)
下谷 奈渚さん(香川県 県立高松商業高等学校)
黒木 就帆さん(大阪府 府立豊島高等学校)
西川 二葉さん(大阪府 府立松原高等学校)
大和 芽衣さん(大阪府 府立茨木西高等学校)
松本 凌輝さん(京都府 府立峰山高等学校) - 入賞
- 鈴木 里歩さん(大阪府 府立阿倍野高等学校)
山嵜 萌花さん(三重県 県立名張青峰高等学校)
田淵 愛里さん(香川県 県立香川中央高等学校)
佐川 雪月さん(兵庫県 市立尼崎双星高等学校)
大島 玲音さん(大阪府 私立羽衣学園高等学校)
中島 舞子さん(大阪府 大阪市立汎愛高等学校)
富樫 梓さん(大阪府 府立狭山高等学校)